2025年7月18日(金)から7月20日(日)にかけて、マレーシア・クアラルンプールで開催された、日本のコンテンツやビジネスに関する総合イベントである「Japan Expo Malaysia 2025」にICTスタートアップリーグとして参加し、ブースの出展や現地企業とのネットワーキングを実施しました。
Japan Expo Malaysia2025オープニングセレモニー
ICTスタートアップリーグのブース展示
ICTスタートアップリーグのリーグメンバーや本プログラムの活動を周知し、日本国内だけではなく海外での支援の輪を広げることを目的としてブース展示を行いました。ブースを訪れた現地企業の方からはプログラムやリーグメンバーに関する質問が多く寄せられ、ICTスタートアップリーグについて認知していただく良い機会となりました。また、マレーシアでは農業や都市開発が盛んであることから、ICTスタートアップリーグのリーグメンバーの中から、屋内空間に情報を紐付け、空間的に情報を管理できるシステムを開発するNefront社(令和5、6、7年採択)AIロボティクスによる自動授粉技術を核に、人工光型植物工場のイチゴ生産の完全自動化に挑戦するHarvest X社(令和5年採択)の2社が参加し、ICTスタートアップリーグのブース内で、各社の製品・サービスの紹介を行いました。ブースに訪れた現地企業の方との商談なども多く行われ、海外企業とのコネクションが醸成されました。
ICTスタートアップリーグのブース(左)、ブース内の様子(右)
現地企業とのミーティングの実施
会場内でのブース展示の他、イベントの主催者であるG-Yu Creativeと連携し、現地企業とのミーティングを実施しました。
マレーシアのスタートアップ支援機関で、主にテクノロジー関連の企業に対する投資や助成金を提供することを目的として設立されたCradle社、マレーシアの大手財閥SUNWAY・グループのアクセラレーター部門であるSUNWAY INNOVATION LABS社とのミーティングを行い、Nefront社とHarvest X社はそれぞれ自社のサービスの紹介を行いました。また、Cradle社はマレーシアのスタートアップ企業への投資等を通じたスタートアップエコシステムの形成に力を入れており、ICTスタートアップリーグとの連携について関心を持っていただきました。マレーシアと日本、それぞれの国のスタートアップの海外展開の支援について、今後も連携していきます。
Cradle社とのミーティング(左)、SUNWAY社とのミーティング(右)
Malaysia Startup Leagueの開催
本イベントでは、Special Program Sponsor企画として、ICTスタートアップリーグとJapan Expo Malaysiaが連携し、「Malaysia Startup League」が開催されました。日本での事業展開に関心のある現地のスタートアップ企業のうち、予選を通過したファイナリスト20社によるピッチが行われました。バイオテック、アグリテックをテーマとするスタートアップが多いことからもマレーシアでは環境問題や農業に関する関心が高いことが伺えました。今回ピッチを行った企業については、日本での事業展開に関心が高いことから、ICTスタートアップリーグとしても引き続き連携していきます。
また、ピッチコンテストのエキシビションとして、Nefront社とHarvest X社が3分間のプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーションを通じ関心を持ってくれた現地企業も多く、プレゼンテーション後には現地企業との商談も行われました。
Malaysia Startup Leagueの授賞式 (左上)、プレゼンテーション後の商談(右上)、Nefront:エキシビジョンプレゼンテーション(左下)、Harvest X:エキシビジョンプレゼンテーション(右下)
今回のイベントへの参加は、単なるブース展示に止まらず、現地企業とのミーティングや商談も行われ、マレーシアへの事業展開を大きく促進する機会となりました。
ICTスタートアップリーグでは、今後も海外の各種機関と連携し、リーグメンバーの海外展開を支援していきます。