2025年7月11日、総務省が推進する「ICTスタートアップリーグ」の2025年度 Kickoff イベントを、東京・丸の内で開催された「UPDATE EARTH シンポジウム Summer」内にて開催しました。会場では、厳正な選考を経て選ばれた2025年度の採択者62名を発表。来賓及び総務省からの激励のメッセージとともに、今年度の活動をさらに加速させる新たな支援体制が発表されました。
挨拶:新藤義孝衆議院議員、川崎ひでと総務大臣政務官
開会にあたり、経済再生担当大臣やスタートアップ担当大臣を歴任した、新藤義孝衆議院議員が登壇。採択者へ向けて「新しいチャンスを作り、成長させることがICTスタートアップリーグの真髄。皆さんの知恵で、世界を変える仕事を日本から発信してほしい」と、力強いエールを送りました。
続いて登壇した川崎ひでと総務大臣政務官は、「スタートアップが成長するためには官民の連携が重要だ」と強調。その上で、「官民連携を強力に進めるため、7月1日に総務省内に『スタートアップ支援室』を立ち上げた」と発表し、国としてスタートアップを強力にバックアップしていく体制をアピールしました。
【新藤義孝衆議院議員 コメント(要旨)】
「爆発的な経済成長には、既成の価値観を破壊するようなアイデアを持つスタートアップ企業が必要です。今日、ここに集まっているのは(すでにビジネスを)実践している人たちです。これからもっと大きく育っていって、“世の中を設計してほしい”と思っています。(中略)新しいチャンスを作り、成長させる。これが(ICTスタートアップリーグの)真髄だと思っています。皆さんで色々な知恵を出しながら、世界を変える仕事を日本から発信していければいいと思っています」
【川崎ひでと総務大臣政務官 コメント(要旨)】
「スタートアップがこれから成長していくためには、官と民との連携がとても重要です。(中略)7月1日にはスタートアップ支援室を総務省の中で立ち上げました。法律の壁、制度の壁があるのであれば、官が一生懸命考え、政治家も交えながら一緒に壁を取り払っていくことが大きな目的となっています。(ICTスタートアップリーグは)まだ3年目になりますが、皆さんと一緒に成長していきたいと思いますので、ご支援をよろしくお願いいたします。」
2025年度採択者(写真上)、衆議院議員/前経済再生担当大臣/前スタートアップ担当大臣/元総務大臣の新藤義孝氏(写真左下)と総務省 総務大臣政務官 川崎ひでと氏(写真右下)
■ 2025年度の新たな取り組み:伴走支援とメディア展開の強化
ICTスタートアップリーグ事務局から、今年度の伴走支援とメディア展開や、リーグ全体の価値を高め、成長させていくために予定している新施策について発表しました。
1.「推し活」をコンセプトにした、多角的な伴走支援
採択者を全面的にサポートするため、「推し活的な伴走支援」をコンセプトに以下の5つの支援を実施します。
①選考評価委員と連携した伴走支援
②ピッチ・マッチングのためのイベント開催
③STARTUP LEAGUE ACADEMYの開講
④イベント出展機会の提供
⑤支援機関と連動したサポートやコラボレーション
2.SNSを核としたメディア展開
従来の活動に加え、今年度は特にSNSでの発信に注力。スタートアップのためのメディアプラットフォームとして、各採択者の活動や魅力を広く、厚く届けることで、メディアとしても採択者に伴走していきます。
3.リーグの価値向上を目指す3つの新施策
さらに、リーグ自体の価値と成長を目指す以下の新施策を導入する予定です。
・プレエントリー制度の導入
・「異能vation」プログラムとの連携強化
・年間表彰制度「スタートアップリーグ・オブ・ザ・イヤー」の創設
当日のイベントの様子は、以下のアーカイブ動画からご覧いただけます。
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今年度のICTスタートアップリーグ採択者と各社の研究開発テーマの一覧は、以下よりご確認ください。
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