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AironWorks株式会社

  • 2023
  • 2024
  • 2025
AironWorks株式会社

AironWorks 株式会社は、“Enhancing Teams with AI”(AI 技術で働く人々をエンパワーメントする)を企業ミッションに掲げ、近年、全世界で重要な脅威となっているサイバー攻撃のリスクを軽減する、本質的なソリューションを提供することを通じて、ビジネスに取り組む全ての組織が、事業の成長に向けてより注力すべき業務にリソースを集中し、事業を加速化できる環境を生み出すことを目指しています。

研究テーマ

動的探索型AIメールフィルタリング技術の開発

動的探索型AIメールフィルタリング技術の開発

弊社では、従前よりサイバー攻撃に対抗するための技術開発・サービス開発を行ってきました。そのような中で、上記の標的型メール攻撃を巡るリスクの状況に鑑み、昨年夏頃から、弊社が優位性を有する AI 技術を活用し、メールによるサイバー攻撃をフィルタリングして防ぐ技術を開発しています。
この技術により、弊社が従来開発を?ってきた、AI によってオンライン上の情報を収集・検索する技術をベースとしたものであり、従来型のメールフィルタリング技術では防ぐことが困難になっている、 巧妙なフィッシングメールや、 未知のパターンの標的型メール攻撃に対抗することを目指します。

詳しくは、STARTUP LEAGUE WEBサイトへ
STARTUP LEAGUE WEBサイト
2024年度の研究成果に対する評価

審査委員の評価

<Good Points>
標的型メール攻撃の脅威に対抗するために訓練を高度化するシステムの研究開発を行った点、特に自然言語処理AIによる自動収集システムは効率性と有益性が高く評価できる。
<Next Challenges>
4.5億円の調達ができているものの、成果としての特許申請がない点や本格導入した企業がない点が、課題である。実用面での課題を洗い出す必要があり、事業性についてのさらなる検討が必要である。 ビジネスそのものはグローバル展開できるポテンシャルがあるが、海外市場では競争が厳しい現状がある。海外の競合をベンチマークし、競争力を強化する戦略に取り組んでもらいたい。

ICT-SUL業務実施機関の評価(研究成果に対する講評)

<Good Points>
広報支援や販売チャネルの開拓を進め、プロダクト直販と代理店販売の二軸で推進することを決定し、販売代理店の開拓活動に従事するなど着実に事業を進めている。
2025年1月時点では、利用企業数が500社を超え、イオングループなどの大手グループ企業への導入が決定し、大企業におけるセキュリティ訓練の実績を積み重ねることができた点が評価できる。
<Next Challenges>
アメリカへの本格的な進出を念頭に置いているのであれば、アメリカでのビジネス成長に向けた検討を加速してほしい。その上で、海外市場はサイバーセキュリティ領域において競争が激しいため、競争に勝つための市場調査及び進出戦略をスピード感もって策定することが求められる、また、アメリカへの進出もさることながら、本格導入した企業がいないこともあり、実運用での課題の洗い出しも行う必要がある。

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