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株式会社Nefront

  • 2023
  • 2024
株式会社Nefront

NefrontはAIやARなどのテクノロジーを駆使し、欲しい情報が欲しい時に目の前にある世界の実現を目指しています。GPSが届きにくい屋内環境でも、画像認識技術を用いて位置を特定し、案内やARコンテンツの表示、情報・物品の管理を可能にする屋内ARクラウドサービス「IndooAR」を開発しています。また、多数のPDF図面から種別や特徴キーワードで必要な図面を迅速に検索できるAI図面検索サービスも提供しています。

研究テーマ

屋内 AR クラウドサービス IndooAR の研究開発と実証

屋内 AR クラウドサービス IndooAR の研究開発と実証

屋内 AR クラウドサービス IndooAR はスマートフォンのカメラ情報を元に屋内の位置情報を特定して、 指定 したアイテムの場所まで案内したり、場所に合わせて AR コンテンツを表示したりします。IndooAR の特徴としては、ショッピングモール、地下街、展示会のような屋内での位置特定に使える画像ベースの位置情報特定 と、位置特定だけでなく、目的地や物品の情報、経路情報、コンテンツ情報などを登録するとアプリケーショ ンとして提供できるシステムであるという点が挙げられます。 現実空間と情報空間を紐付けるプラットフォームとして、商品やお店探しに困っている人や、日本語の分からない訪日観光客や在留外国人といった方々の接客、ピッキングや工事などの作業支援まで多くの方の役立つアプリケーションの基盤として提供していくことを目指しています。 補助事業を通じて、各種ユースケースでの実用化のための研究開発と実証実験を実施し、実用化を図って 参ります。

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STARTUP LEAGUE WEBサイト
2024年度の研究成果に対する評価

審査委員の評価

<Good Points>
携帯用端末等のカメラ情報を基に屋内の位置情報を特定し、指定したアイテムの場所まで案内、場所に合わせたARコンテンツを表示するシステムをイベント事業のような単発的なものだけでなく、ビルメンテナンス事業への展開も検討し、事業の安定性についてチャレンジした点が評価できる。
<Next Challenges>
ビルメンテナンス事業へのピボットに伴う具体的な売上規模や経済効果の想定に取り組んでもらいたい。プロダクトの利用用途のシフトに伴う開発コストの増加が懸念である。

ICT-SUL業務実施機関の評価(研究成果に対する講評)

<Good Points>
施設へのPoCインストールを達成し、誰にでも分かりやすい形でソリューションを提示できるようになった。今後は、これを基に営業活動を展開し、ソリューション効果の実績を構築することで、事業の水平展開が期待できる。特筆すべき評価点としては、クライアントとの関係性、対応力、技術力が挙げられる。
<Next Challenges>
現場導入に関し、事業規模に合わせてエラスティックに展開できる段階ではなく、既に開発した技術を如何に現場で必要とされているレベルまで落とし込むか更なる検討が必要である。また、開発自体は進んでいるものの、売上などが未知数であり今後の事業計画の策定も実施してほしい。

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