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株式会社Nefront

  • 2023
  • 2024
  • 2025
株式会社Nefront

Nefront(ネフロント)はAIやARなどの技術を用いて、建物内の情報をわかりやすく見える化しています。GPSが届きにくい屋内環境でも、画像認識技術により位置を特定し、案内やARコンテンツの表示、情報・物品の管理を可能にする空間情報管理システム「IndooAR」を提供しています。また、建物に関する多くの図面や書類のPDFから種別や特徴キーワードで必要な図面を迅速に検索したり、地図上に紐付けて書類を管理できるAI図面管理システムFilefrontも提供しています。

研究テーマ

空間情報管理システム IndooAR による建物での情報蓄積と共有の実現

空間情報管理システム IndooAR による建物での情報蓄積と共有の実現

建物内での位置情報を特定して情報を入出力できるシステムを用いて、ビルのセンサーや既存管理システム、BIMなどと連携させながら、空間的な情報の可視化や入力、記録をスムーズに行える建物情報管理システムを構築する。また、建築物や構築物での管理業務での実証実験を行う。既存のデジタルツインツールと比べて現場での入出力の簡便さを重視し、簡単に建物に情報を紐付けられる作業マニュアルや記録ツールとしての活用を目指す。

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2024年度の研究成果に対する評価

審査委員の評価

<Good Points>
携帯用端末等のカメラ情報を基に屋内の位置情報を特定し、指定したアイテムの場所まで案内、場所に合わせたARコンテンツを表示するシステムをイベント事業のような単発的なものだけでなく、ビルメンテナンス事業への展開も検討し、事業の安定性についてチャレンジした点が評価できる。
<Next Challenges>
ビルメンテナンス事業へのピボットに伴う具体的な売上規模や経済効果の想定に取り組んでもらいたい。プロダクトの利用用途のシフトに伴う開発コストの増加が懸念である。

ICT-SUL業務実施機関の評価(研究成果に対する講評)

<Good Points>
施設へのPoCインストールを達成し、誰にでも分かりやすい形でソリューションを提示できるようになった。今後は、これを基に営業活動を展開し、ソリューション効果の実績を構築することで、事業の水平展開が期待できる。特筆すべき評価点としては、クライアントとの関係性、対応力、技術力が挙げられる。
<Next Challenges>
現場導入に関し、事業規模に合わせてエラスティックに展開できる段階ではなく、既に開発した技術を如何に現場で必要とされているレベルまで落とし込むか更なる検討が必要である。また、開発自体は進んでいるものの、売上などが未知数であり今後の事業計画の策定も実施してほしい。

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